FXで稼ぐために重要な軸足の話

最近、決済ポイントとする軸足を日足から週足に移そうかと考えています。その理由はやはり、長い時間足のほうが利益も増大するし、なおかつ時間的にも余裕ができるからです。それに、日足レベルの少しくらいの急速な下げでもそれほど慌てる必要がないためです。

ところで、FXで安定的に稼ぐためにはこの軸足を定めることが非常に重要だと私は思っています。

マルチタイムで色々な時間足を見ていることはいいのですが、どれが軸足かということを定めておかないと、決済ポイントがブレてしまうからです(なぜブレることが悪いのかについてはまた今度)。軸足とは、つまり決済ポイントとする足のことで、この軸足の安値・高値でもって決済の判断をすることになります。

軸足は、スキャルピングなら1分足とか五分足だろうし、デイトレなら30分足や1時間足、スウィングなら日足以上といったように、それぞれのトレードスタイルに合わせる必要があります。

で、自分の場合はその軸足を今、日足から週足に移そうかと考えていたのです。これまでしばらくは日足を軸足としていたのですが、その上には当然週足・月足があって、大きなトレンドの流れというのはそれらの上位足が作っているのだから、大きな流れの転換を見る場合は上位足を軸足とするべきだろうと思ったからです。

今回、CPI鈍化でドル円が急落したことで大きなマイナスを被りましたので、もっと長期に、そしてもっと上位(上からの視点)を軸とすることで今後の利益を守り、さらに伸ばしていきたいと考えています。

日足と週足における決済までの時間の違いについて

これまで数ヶ月程度日足で取引してきましたが、その間のポジション取りから決済までの時間は二週間~二ヶ月程度というものでした。

これが週足となると、約7倍になりますので、ポジション取りから決済までの時間が最大で1年以上になるという計算になります。短くても数ヶ月程度です。

軸足を長くする方が様々な面で有利ということについては、非常に重要ですので以下にまとめておきます。

軸足を長くすることのメリット

  • 大きな利幅を取れる
  • 大きなトレンドに乗れる(下位足のブレに惑わされない)
  • 決済までの時間が長いためやることが少なく、時間に余裕ができる(その分勉強や相場分析に費やせる)
  • 決済までの時間が長くなるため、スワップポイントがあれば相当溜まる
  • 上位足を常に監視することになるため、上足足における大きなトレンドの転換点が分かる

このように、下位足の軸と比べて上位足の軸はほぼメリットしかありませんので、証拠金が多くあるのであればできる限り軸足は長めに取るべきなのです。

もし上位足を軸にすることのデメリットがあるとすれば以下くらいでしょうか。

軸足を長くすることのデメリット

  • 決済までの時間が長くなり、やること(相場を見ること)が少なくなるため退屈
  • 損益確定が1年先になることもあり利確を待たされる
  • レンジ相場の場合は決済のタイミングが出来ずイライラ(ただしこれは、トレンドフォローならどの時間足でも同じです)

ちなみに証拠金が100万円程度と少ない場合でも、軸足を長く取ることはできます。ただし含み損に耐えられなければいけませんので(私のやり方は損切りしないので、含み損に耐えられるだけの余裕資金が必要)、一回に入れることのできるロット数はかなり少なくなります。