2023年05月27日FXドル円相場取引解説~今週の成績と実験の成果とドル円の行方
こんにちは真開燦です!前日金曜日も米経済指標の強さからドル円は上昇しました。今週の成績は少額ながらプラスとなっており、実験の成果としてはまずまずの状態です。
ただ、まだ実験開始から大きなトレンド転換が来ていませんので、手応えはあるものの本格的な手法取り入れや確信には至っていません。また、課題も出てきているため今回はその点について解説致します。
今後の課題~トレンド転換を何で判断するのか?
これまでダウ理論をベースにトレンド判断をしてきましたが、それだけだと少し心許ないというか正確さを欠くため、以下の三つの指標をベースにすることにしています。
- ダウ理論の三つの転換ポイント(以前の記事参照)
- トレンドライン割れ
- MACDのシグナル抜け
です。まずダウ理論のみだと少し反応が遅くなることがあるため、先行指標としてMACDを活用。MACDはダイバージェンスを活用している人も多いようですが、ダマシやただのレンジ入りということが非常に多いため、自分は参考程度に留めています。
また、これまでも使用してきましたがトレンドライン割れは非常によく反応するため、こちらも活用していく予定です。トレンドラインは1時間足と4時間足の両方で確認しています。
ただしトレンドライン割れも一時的な下げで終わることも多く、やはり決定的な指標というものはないため、全ても総合的に見つつ、粘り強く対応していくことが重要だと考えています。
要は、小さなトレンド転換に対応できても、大きなトレンド転換に対処できなければコツコツドカンをやってしまうため、相場の読み以上にポジションの取り方が重要となるわけです。いくら相場の読みが当たっていても、ポジション取りが下手だと波に飲まれてしまうため、これら二つのバランスが重要となります。
ドル円はどこまで上昇する?
ドル円の最近の強さから、今後どんどん伸びるのではないか?といった憶測も飛び交っていますが、自分は以下の点から下落にも警戒しています。
- 週足のリバウンドが50%ラインを超えてきたこと
- 4時間足の波が3回伸びたこと(3回で下落していくことが多い)
- 米利上げ停止の可能性が高まっていること
- 日本の金融引き締め(YCC修正)が予想されていること
などです。もちろん、このままあと1,2円は伸びていく可能性は充分にありますが、150円に向かってどんどん進んでいくようなことは考えにくいと思っています。また、アメリカの経済状況によっては逆に130円に向かって下落(円高)していくという可能性も考慮しています。
ただいずれにしても、自分は予想して張るのではなくチャートの波に乗っていく手法で張っていくため、どっちに動ごこうがそれに付いていくだけです。ということで来週がまた楽しみです!