2023年04月15日FXドル円相場取引解説~来週の作戦と今週の収益や反省点
こんにちは真開燦です!先日は米小売売上高が大きく減退しているにも関わらず、米国債利回り急上昇、ドル円もつられて大きく上昇していきました。その結果、高値133.8をマークし、今週高値のショルダーに並ぶという展開となっています。
ブルームバーグでは、『ミシガン大学が発表した消費者調査で、1年先のインフレ期待が約2年ぶりの大幅な上昇となり、追加利上げの観測が高まった。ドルは対円では1ドル=133円台後半に上昇した。』とありますが、この発表は23時ですし、他の指標は概ね低下ですので、かなりコジツケかなと思います。いずれにしても国債市場は景気の先を読むため、現在の指標にはあらわれないドル上昇の材料があらわれてきたということでしょう。
画像は4時間足です。下降トレンドラインを一気に抜き、今週高値まで上ってきました。このため、一旦調整にて下落した後、再度上昇、高値を抜いていく可能性が強まりました。
日足は、一時ダレた形になっていましたが、前日の急上昇で下降トレンドライン接触から反発し高値ラインに並びます。このため、やはりさらに上昇圧力の高まりが見て取れます。
しかし、週足については下降トレンドライン(移動平均)下での推移ですので、思わぬ反落にも注意が必要となります。なお週足のTLにはよく見るとわずかに接触しておらず、来週明けすぐに接触すると見られています。
週足は現在、上昇TLと下降TLに挟まれた状態であり、どちらかのラインを抜いていく方向が強いと判断します。
今週の収益と反省点
前日(金曜日)のドル急上昇では、なんと底に入れていた買いが一瞬の下げで決済してしまうという失態を犯してしまいました。これはSLをきちんとした安値の下に置かず、中途半端に置いていたせいです。いつもならやらないバカみたいなミスですが、これで利益10万円程度がパーに。ということで今週の反省点は以下。
- SLを必ず安値の外側に置くこと(当たり前のこと。可能であれば二段目の安値が安全)
- 現在の経済動向から変な予測を立てないこと(相場は未来の景気を先読みしながら進んでいくため現在の経済動向を見ても遅い。また、予想することによって一方的なバイアスがかかり、ポジション取りに支障)
主に上記の点を今後は改善。
上記は今週の収益。う~ん、といったところ。プラスのため悪くはありませんが、全然良くもないですね。来週はより増益を目指したいですが、焦って失態を犯してはいけないので、やることをきちんとやりたいと思います。
来週の作戦
来週の作戦については、相場が再びレンジ入りしたこと、そしてドルの強さが再確認できたため、買いも積極的に行っていきます。しかし、既に高値圏にあることから、週明けは売りから入り、下げたところを買いという順序になります。
上昇・レンジ・下降相場によって、買い・売りの比率を変えながら、両建てしていく手法は同じです。
また来週は目立った経済指標(米)の発表がないため、急騰・急落が起きにくく、その分取引しやすい相場になると思います。このため、相場状況をきちんと読んでルール通りの取引を心がければ、必ず利益は付いてくると考えています。
画像は1時間足。上昇からのプルバックは、上昇意欲が強い場合、133.2-133.4付近で切り返していく可能性があるため、比較的高い水準から買いを進めていきます。逆に、132.8を割り込むような場合は、下降相場に転じる可能性があることから、売りにスイッチ切り替え。
- プルバック133.3-133.4付近(浅め):反発後、すぐに頭打ちになる可能性
- プルバック133.0-133.2付近(中):反発後、今週高値を超えていく可能性
- プルバック132.8以下(深い):下降相場に転じる可能性