2023年01月13日FXドル円相場取引解説~ドル円またも大底破る!ドルはどこまで下落するのか?
ドル円は前日、米消費者物価指数鈍化、および日銀のさらなる政策修正懸念というダブルパンチに見舞われ、129円近辺まで下落。これにより、今月の大底(125.5)を割る値動きとなりました。
本日は反発が期待できますが、日銀の会合が来週に迫っていますので、上げてもすぐに売りに押される展開となりそうです。
日本銀行は17、18日の金融政策決定会合で、大規模な金融緩和策に伴う副作用を点検する。昨年末の政策修正後も市場金利にゆがみがあるためだ。悪影響を減らして緩和的な金融環境を維持し、物価高の下での投資や消費を支える。(読売新聞)
またもや『事実上の利上げだー!』による急落に備えなければいけなそうです(苦笑)
環境認識
- 1:下降
- 4:下降
- 日:下降
- 週:レンジ
- 月:上昇
- 作戦:底買い・高値売り
これにて、下位足はすべて下降トレンドとなりました。前日は売りを入れておいたおかげで決済は14万円程度プラスとはなりましたが、買い分の損益はマイナスのため、ドル円の押し目からの挽回を待っている状態です。
ドルはどこまで下落するのか?
ドル円はさらに下落していくという見方もありますが、日足を見ると、ドル円の下降トレンドは徐々に傾きが上方へ向いていることが分かります。以下の画像をご覧ください。
今回の安値についてはまだ未確定ですが、直近の高値についてはかなり大きく反発している様子が分かります。このため、ローソク足はトレンドゾーンから徐々に上方へずれており、これはドルの上昇意欲と見ることができます。
しかし、現在はドル売り圧力のほうが強く、上げた分は全部戻しているという状況です。特に、今回米消費者物価指数が予想通り鈍化したことで利下げ可能性が見えてきたことにより、ドル買い圧力が弱まっていることは確かです。
このためさらなる下落の可能性はやはりあるものの、日足の反発や月足の値動きを見る限りは、下げても127円程度までではないかと私は考えています。