2023年01月05日FXドル円相場取引解説~ドル円大底確定か!?
ドル円は前日夜に大きく上昇し、本日朝時点で132.5付近となっています。昨日は特に大きな材料はなかったのですが、今後アメリカのインフレが長引くとの観測から、ドル買いに動いたようです。
昨日はFOMCの議事要旨(12月)が公表され、『議事要旨では、失業率が上昇し経済成長が鈍化するリスクがあっても、インフレ率を目標の2%に向けて押し下げることに当局者が専心していることが示された。(ブルームバーグ)』とあり、これがドル買いにつながったということです。
しかし、テクニカル的にはこれでまた日足の下降トレンドラインに接したため、一旦は下落の流れとなりそうです。また、本日はADP雇用統計や失業保険関連・製造業PMI(購買担当者景気指数)等の発表があるため、その意味でも少し弱気となりそうです。
環境認識
- 1:上昇
- 4:上昇
- 日:下降
- 週:レンジ
- 月:上昇
- 作戦:規定買い・売り
気になるドル円の大底(月足)ですが、このまま堅調に上昇を続ければ129.5で確定となりそうです。日足のラインもご覧のように、今回の安値は下降トレンドライン(下部)よりかなり乖離しているため、これは上昇の兆しとみることができます。
本日のドル円は下げた後上げましたが、少しプルバッグが浅いのが気になります。このため、もしかするともう一度大きく131-131.5円付近まで下げるかもしれません。
プルバックが浅い場合は、その後上昇しても小さくなることが多く、いずれにしても下げに警戒です。