ナンピンは場合によっては有効?凄いナンピンの手法とメリット・デメリットについて

今回は【ナンピン】をテーマに記事を書きたいと思います。ナンピンについては、よく教則本などで激しく否定されていることがありますが、私は常に自分の手法でメインとして使用しており、その有効性については実証済みです。ただし、場合によっては非常に危険な手法となる可能性もあるため、この点についても解説したいと思います。

ちなみにナンピンについては、以下をご参照ください。

ナンピンとは、株式や為替などの投資において、価格が下落した場合に追加で買い増しすることを指します。つまり、元々持っていた証券や通貨を安く買い増しして、平均取得単価を下げることで、将来的な上昇に備える投資手法です。

ナンピンの目的は、株価や為替が下落した場合でも、その投資が回復することを期待し、短期的な損失を回避しようとするものです。ただし、ナンピンはリスクが伴います。価格が下落している場合、それ以上の下落が続く可能性があるため、投資家は十分なリスク管理を行う必要があります。

(ChatGPTの解説)

ナンピンが危険となる場合

言うまでもなく、ナンピンは同一方向へのポジション増しですので(買い増し・売り増し)、当然相場がその方向に対して逆行すれば、含み損が過大となります。

このため、トレンド判断を誤るか、逆張りにおいては非常に危険な手法となります。以下に具体例を載せておきます。

  • トレンドとは逆方向へのナンピン:言わば逆張り的ナンピンですが、これは非常に危険であり、ポジション数によっては、証拠金を一日で吹き飛ばしてしまうほどの威力と危険性があります(実証済みです)。
  • 相場が急転換した場合:たとえば順調に上昇していたので買い進めていたが、急に下落相場に転じて焦り、ナンピンしてしまう例です。これも危険です。なぜなら、そのような相場は大体既に高値圏にあるため、どこまで下がるか分からないからです。破産の危険があります。
  • 資金量(証拠金)が少ない場合:数量によってはすぐに証拠金維持率が100%を下回る可能性があり大変危険です。
  • 含み損を軽減しようとするナンピン:既に含み損があり、これを軽減するためのナンピンも危険です。ただし、トレンド方向であれば有効となる場合もあります。

このように、ナンピンは大きな危険性も孕んでいます。私も経験がありますが、たった一日で証拠金の半分以上が含み損で消えることもあります。

ナンピンが有効となる場合

しかし、ナンピンが有効となる場合もあります。これは私が常々使用している手法の一つで実証済みですが、トレンド方向に用いる場合です。トレンド方向は上昇の場合大きく下げてくることはないのになぜナンピン?と思われるかもしれません。

具体的には、『取引する足よりも時間軸の長い足が上昇トレンドである場合は、下げてきたところでナンピン買い』、または『取引する足よりも時間軸の長い足が下降トレンドである場合は、下げてきたところでナンピン売り』といったことをやります。

すると、大きな足が上昇トレンドである場合は、かなり高い確率でプルバックから反転していくため、ナンピンが有効となるのです。そして、成功した場合は安値・高値でポジションを取ることができるため、その後の取引がとてもやりやすくなるというメリットがあるのです。以下は有効となるナンピンの条件です。

  • 充分な資金量があること(取るポジション数によるので具体的な数字は出せません)
  • トレンド方向へのナンピン(取引する足より時間軸の長い足を見ること)
  • 必ず安値(高値)からナンピンすること。なぜなら、トレンド方向であっても、既に高値にある場合は下落(調整)する可能性があるからです。もちろん下降トレンドでも考え方は同じで、安値からナンピンをスタートすることが成功の秘訣です。
  • ナンピンしても良い数量を決めておき、それを超えたら含み損の大きなポジションから損切りを行うこと
  • ナンピンしたポジションは、最後のポジション以外はすべてトントン決済とすること(これによりその後も安全)。

以上の条件下でのみナンピンを行うことによって、安定的に利益を上げることができるようになります。

ただし、押し目が思ったよりも大きく、ポジション数量が膨らみ過ぎてしまうことには要注意です。その場合は、数量の制限をあらかじめ決めておき、そこまで達したら損切り、という風にリスクを制限する必要があります。

なお、私の手法についてはさらに細かい条件や設定があるのですが、とても長くなるため、それはまた別の機会に手法として解説したいと思います。

ChatGPTの見解と評価

最後に、ChatGPTにもその見解を聞いてみたいと思います。ナンピンのメリット・デメリットについて聞いてみました。

ナンピンのメリットは以下の通りです。

平均取得単価の低減: ナンピンを行うことで、株式や為替などの投資における平均取得単価が下がるため、将来的に価格が上昇した場合には、より大きなリターンが期待できます。

損失の回避: ナンピンを行うことで、投資先の価格が下落している場合でも、損失を最小限に抑えることができます。また、価格が上昇した場合には、ナンピンによる買い増し分も含めて利益が得られる可能性があります。

ナンピンのデメリットは以下の通りです。

追加のリスク: ナンピンを行うことで、元々の投資額が増えるため、追加のリスクが伴います。市場が予想外の方向に動いた場合、損失を大きく拡大することになる可能性があるため、注意が必要です。

資金不足のリスク: ナンピンを行うことで、資金が不足することがあります。投資家は、追加の投資に必要な資金が十分にあることを確認する必要があります。

ロックインリスク: ナンピンを行うことで、元々の投資額が大きくなり、投資家が資金を手放すことが困難になる場合があります。市場が予想外の方向に動いた場合、投資家は損失を回避するために資金を拘束することになる可能性があります。

したがって、ナンピンを行う場合は、リスクとリターンを十分に考慮し、資金管理を適切に行うことが重要です。

(ChatGPTの見解)

やはりデメリットのほうが多く書かれていますね。概ねその通りだと思います。このため、ナンピンを行う場合は、リスク管理とポジション数量の制限が必須となるわけです。しかし、私はメリットにもう一つ項目を付け加えたいと思います。それは以下で、非常に大きなメリットがあります。

  • 底値・高値を掴むことができること。これは私のポジション取りを見ていただいている方はご存知だと思いますが、ナンピンを行うことによって、結果的に、最も低い安値、および最も高い高値をピンポイントに捉えることができるのです(もちろん多少ズレることはあります)。その結果、損切りラインを非常に小さい範囲に留めることができ、損切りをした場合も、痛みが少なくて済むのです。この点については日々の日記にも書いていますので、よろしければご参照ください。

通常、投資の世界では頭と尻尾はくれてやれみたいなことを言うんですが、もし可能ならば、できる限り端っこ(安値・高値)でポジションをもつほうがいいに決まってます。それは利益の面からも、損切りの面からも言えることです。