2023年04月08日FXドル円相場取引解説~ドル円来週の展望と作戦について

こんにちは真開燦です!今週末は米雇用統計の若干の強さによりドル上昇の流れとなり、高値132.38マーク。しかしレジスタンスライン(132.3-132.5)を上抜けていくまでの強さはなく、その後は高値止まり。ドル円の行方は、来週に委ねられました。

来週の主な米経済指標は、12日(水)にCPI(消費者物価指数)、13日にPPI(生産者物価指数)、14日に小売売上高の発表があり、いずれもドル円の値に大きな影響を及ぼす可能性があります。

すなわち、来週の米経済指標が予想より弱い場合は、日足安値(130.64)を割る可能性もあるということです。そうなれば、次は週足安値(127.2)に値が向かっていくことになります。

逆に、この指標が軒並み強ければ、日足高値を超えていく可能性もあるでしょう。

来週の作戦

2023年4月8日FXドル円1時間足

画像は1時間足の状況です。1時間足は上昇トレンドとなりましたが、前週下落幅の61.8%ラインを超えたため、週初めは一旦下落となる可能性があります。

このため、来週頭は売りから入ることになりますが、浅いバックから上昇していく可能性もあるため、同時に買いも入れていくという高度(忙しい)な手法が求められます。

また、さらにドルが上昇を続けたとしても、引き続き米経済のリセッション懸念、また週の半ばに発表されるCPI等の弱化懸念もありドル急落の可能性もあることから、やはり売りはマストとなるでしょう。

したがって、来週の作戦もこれまでどおり、やはり買い・売り両方を同時に進めていく必要があるのです。しかし、その割合は短期足のトレンドを読み、常に変えていくことになります。ポジション数量の割合は概ね、トレンド側(7):非トレンド側(3)程度となります。

2023年4月8日FXドル円日足

上は日足の状況です。日足についても、下降トレンドラインがすぐ上に迫っており、この値は132.6-132.-8付近で接触すると見られているため、上昇してもすぐに頭打ちになる可能性があるでしょう。

逆に、下降トレンドラインを0.5円以上抜けていく場合は、日足高値(133.75)を目指すことになり、もし日足高値を付ければ相場の流れも一転上昇となる可能性を秘めています。

いずれにしても、相場を予測することはムダですから(予測は当たることはあっても、外れることもあるため、予想をしていると損をすることになる)、とにかくどちらに動いても利益が取れるようにポジションを取っていくことがベストになります。

2023年4月8日FXドル円日足

今週の損益と獲得PIPSです。